4月5日、三春台中高で共に学んだ同期生たちがホテル・ニューグランドに集まり、卒後59年目の同期会と兼ねて喜寿をお祝いする会を開いた。
クラシックなロビーで再会を喜び合った後に集合写真、そして会場の丸テーブルに着席したのは、女子22名、男子56名、合計78名の仲間たちである。先ず大石総恵幹事長より、卒業時の謝恩会と同じ会場を選んだので、思い出と共に皆で十分に楽しんで貰いたいとの開会挨拶があって始められた。
次いで前回同期会後に亡くなられた6名の方に対して、祈祷と黙祷が捧げられた。また、17年余に亘ってメンバー消息や会計事務を担当下さっている井上ご夫妻に対して、花束贈呈と拍手で感謝した。
幹事長発声の乾杯で宴会が始まり、皆がそれぞれのテーブル席でコース料理とビールやワイン等を楽しみながら、若い頃や現在の消息を話題としてゆっくりと優雅に過した。またその後半では、各自がグラス片手に席を自由に行き来しながら多くの方々と歓談の時を持ち、各所で賑やかな話題が繰り広げられた。
次いで当同期会が特徴とし誇りでもあるメンバー間の諸活動に主題を移し、活動のリーダー諸兄にスピーチをお願いした。先ず永森氏で、年6回以上の散歩会や見学会等を実施する「この指とまれ」会の話。2泊3日の山歩き・スキー行を年3回程行う「番外編」の杼元氏の話。1泊2日の「テニス同好会」を年2回開く二見氏の話。年3回ほど「ゴルフ」会を開く本田氏の話。年に5~6回の酒飲み「権太の会」を世話する紀谷氏の話。竹の子堀や蛍を見る会を世話する近藤(卓)氏の話等があって満場を沸かせた。合わせると年間20回以上が実施され、それぞれにメンバーが自由に参加できるのである。日本中どこを探しても、これ程活発な同期会活動は見当らないだろう。学院教育の下で育ち、奉仕の精神と親愛な心に溢れた方々が多いからと思われる。
こうして瞬く間に予定の3時間が過ぎ、校歌「青海の」を合唱し、集えたことに感謝の祈りが捧げられた。実のある楽しい会であったとの感想が寄せられているのは、女性中心で企画運営が行われたためかも知れない。当同期会の幹事は、大石,石渡、市川、宇田川、大高、大野(悦)、紀谷、近藤(師)、瀬尾、杼元、中島、中山、増田、飯田の14名であった。また次回同期会はテニス同好会中心で行うことが発表され、来年も元気に再会することが誓われた。
(文責:飯田)